電気音響機器のメーカーは、設計・開発・製造からその先まで、製品やプロセスを絶えず革新・最適化することで、高品質な音響性能を提供するという継続的なプレッシャーにさらされています。
私たちは、混雑した街中での電話での会話から車内でのビジネス電話に至るまで、あらゆる状況で高品質な音声を求めています。そして、競争に勝ち抜くためには、製造業者はブランドが約束した音質を提供しなければなりません。
全世界で15億人が何らかの形で難聴を患っていると推定され、高齢化が進み、若年層の難聴発生率が大幅に増加している(おそらく過度の騒音にさらされた結果)ことが、オージオロジー(聴覚)機器市場に拍車をかけています。今日のメーカーが直面している課題は、音質や暗騒音の除去だけでなく、内耳や外耳の状態に合わせたパーソナライゼーションやデザインもますます重要になってきています。
オーディオ機器のパフォーマンスは、私たちの日常生活にとってますます重要になっています。エンターテイメントだけでなく、円滑なコミュニケーションにおいても重要です。複数の人によるリアルタイムのグローバルミーティングは、背景騒音の多い過酷な環境で行われることもよくあります。このような課題に対応するため、複雑な音響設計と正確な測定を行い、お客様がオーディオ品質に満足いただけるようにします。
私たちは常に、仕事に最適なツールを用意したいと考えています。当社の他の無響室も非常に優れていることは間違いありません。しかし、より優れた音響性能を備えた無響室を構築することで、より低レベルの音の測定、高純度の音測定、そして測定の妥当性と信頼性を向上させたいと考えました。これにより、当社製品の音響性能をより精緻かつ詳細に定量化することが可能になります。当社が使用する無響室とブリュエル&ケアー社のマイクロフォンおよびプリアンプにより、求める再現性を確保することができます。優れた製品には、卓越性への長期的な取り組みが不可欠です。複数の分野のトップクラスの専門家と高品質な機器が求められます。