ヘッドホンテスト

1970年代後半にソニーのウォークマン®が発売されて以来、オーディオ機能とヘッドホンやイヤホンを備えた携帯機器が一般的になってきました。

ヘッドホン・イヤホンの音響性能に対する消費者の期待は大きい。リスナーの聴覚を守りながら、高い音質を実現することが求められています。ヘッドホンを開発・テストする際には、耳介（耳の外側の部分）の影響を考慮し、現実的な音響負荷をシミュレーションすることで、開放型、密閉型、挿入型のヘッドホンを現実的に評価することができます。

5128型は、平均的な成人男性の頭部と胴体の音響特性をリアルに再現するイヤーシミュレータを内蔵したヘッドアンドトルソシミュレータです。入出力LAN-XIモジュールと7797型PULSEベースの電気音響試験ソフトウェアを併用することで、様々なヘッドホン特性をその場で判定することができます。特徴は以下の通りです：

• 出力応答
• > 周波数応答
• 高調波歪み
• インターモジュレーション
• アコースティック・ローディング
• 挿入時の応答をシミュレート
• 左/右トラッキング
• バックグラウンドノイズの挿入損失

携帯オーディオプレーヤーから許容される最大音圧レベルに関する欧州規格「EN 50332」に対応したシステムを構築することができます。