試験用ひずみゲージの選定は次の選定基準に従って行います。
| 1. 幾何学的形状: | グリッド(パターン)の数と位置 |
2. ひずみゲージのシリーズ: |
ひずみゲージの構造 |
| 3. 接続: | 形式と位置 |
4. 温度応答性、適応性: |
材料に適合した温度応答 |
| 5. 有効グリッド長: | 単位: mm |
| 6. 電気抵抗: | 単位: オーム |
HBKではひずみ測定用にさまざまなひずみゲージをご用意しています。各シリーズは、ひずみゲージのキャリア(ポリイミドなど)と計測グリッド箔(コンスタンタンなど)の組み合わせで構成されているため、同一のシリーズのものは全て同じキャリアと計測グリッド箔材料が使用されています。したがって、同じシリーズのひずみゲージの仕様の多くが共通です。
試験用途では、過酷な条件でも使用可能な堅牢で柔軟性のあるひずみゲージが有利です。合成したポリイミドを計測グリッドのキャリア材料として使用している、「Y」シリーズのひずみゲージがこれに当てはまります。このシリーズでは、試験での各種作業に対応できるさまざまなひずみゲージを取り揃えています。また、構造部材の残留応力を計測するホールドリル法やリングコア法に用いられるロゼットひずみゲージや、複雑な構造物の応力分布の計測に利用されるひずみゲージ式チェーンなど特殊な型のひずみゲージも豊富です。
ひずみゲージによる測定の精度は、基本的に設置方法と測定ポイントの設計に大きく依存します。設置面の十分な準備、正確な接続、および保護材の使用は、問題なく結果を得るための重要な要素です。
温度が変動しても、ひずみゲージは信頼性の高い計測が可能-データ信頼性や精度への温度影響と対策。
計測グリッド長は、計測の目的によって決まります。なぜなら、ひずみゲージを用いた計測の結果が、計測グリッドの下の部分のひずみの平均となるからです。一般的には、計測グリッド長を3または6 mm(0.118または0.236 in)とすることで十分な分解能を得ることができます。
コンクリートや木などの不均一な材料の場合は、計測グリッド長を長くとることが推奨されます。長いひずみゲージは、サンプルの不均一な部分全体を計測することが可能で、その部分全体のひずみを得ることができます。
短い計測グリッドは、部分的なひずみの状態を検出するのに適しているため、ひずみグラディアントや、ノッチ応力などの最大点の計測に有効です。