Kevisionは、包括的な現場監査とライン速度分析を実施した結果、まず工場内で生産量が最も多いラインに「Checkweigher 350」を導入し、その後、残るラインへ段階的に展開することを提案しました。
HBKのFIT7Aデジタルロードセル技術による高速・高精度計量の実現
工場の厳しい測定精度および処理能力の要件を満たすため、KevisionはCheckweigher 350の中核技術として、HBKのFIT7Aデジタルロードセルを採用しました。
FIT7Aにより、本システムは毎分最大350個の製品を処理しながら、すべてのカートンをリアルタイムで重量測定し、±0.5gの高い測定精度を維持することができます。従来のアナログひずみゲージ方式では、温度ドリフトや信号ノイズの影響を受ける可能性がありますが、FIT7Aはセンサ直近に配置された電子回路とアクティブ温度補償機能を組み合わせることで、これらの影響を最小限に抑えています。これにより、頻繁で時間のかかる再校正を行うことなく、生産シフト全体を通じて高い安定性と再現性を備えた測定性能を維持できます。
極めて高い剛性を備えた機械設計により、信号応答の高速化とフィルタ時間の短縮を実現しています。そのため、信頼性を損なうことなく、高速で移動するコンベヤ上でも高精度な測定が可能です。各カートンは計量ステーションを通過する際に、ミリ秒単位の短時間で重量が検証されます。あらかじめ設定された上限または下限の重量基準を外れた製品は自動的に排除されるため、規格に適合したカートンのみが後工程へ送られます。
高精度な重量測定に加え、システムは生産状況の可視化と完全なトレーサビリティも提供します。電子バッチレポートは自動的に生成され、21 CFR Part 11に準拠した完全な監査証跡(Audit Trail)が維持されるほか、Ethernet/IPによる統合により、前工程および後工程の設備とのシームレスな通信を実現します。これらの機能を組み合わせることで、手作業による抜き取り検査が不要になるだけでなく、オペレーターや品質管理チームは、生産されたすべてのバッチについて、コンプライアンス対応および生産性能に関する包括的なデータへアクセスできるようになります。